小説家になろうタイトルの長文化が深刻すぎる

考察
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長くなり続ける「なろう」タイトル

まず、なぜ小説家になろう、さらにはラノベ業界のタイトルは長くなり続けるのか。

その理由の一つは、スマートフォンで小説家になろうを読むユーザーが増えたことにある。

まずはこちらの画像を見て欲しい

これは、小説家になろうをスマホで開き、メニューからランキングを選んだ時に表示される画面だ。

ご覧の通り「タイトル」「作者名」「ジャンル」しか表示されないのだ。

よって、読者が最初に触れる情報は、ほとんどタイトルのみなのである。

ならば、そのタイトルに情報を詰め込もうというのは自然な流れであり、マーケティングの一環だということを最初に理解してほしい。

なろうのタイトルは一種のあらすじであり、オシャレなタイトルをつける場ではないのだ。

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週間ハイファンタジーランキングがやばい

では、具体的に何文字なのか。
今回は、2020年5月29日現在の週間ハイファンタジーランキングを見ていきたいと思う。

1位

長いっっ!

いや長すぎる。その長さ、書籍化決定を除くタイトル部分だけでなんと88文字

しかしこちらのタイトルは「無双する」までがタイトルで~からが副題と捉えることができる。

であれば、そんなに短くない気がしてくる。

なろうのタイトルらしく、タイトルを読むだけで内容が理解でき、興味を惹かれる要素が詰まっている。

気になった方はぜひ読んでみてください
ランキング一位なだけあって、かなり面白い始まり方で、展開が楽しみである。

わがまま王女に仕えた万能執事、隣の帝国で最強の軍人に成り上がり無双する〜誰からも評価されず毎日姫のわがままに付き合わされた不遇の執事はいつの間にか大陸屈指の実力者になっていたようです〜
身分差 オリジナル戦記 青春 ざまぁ 主人公最強 職業もの 執事 王女 俺TUEEEEE 男主人公 チート 万能執事

4位

驚くのはまだ早い。

なんとこちらの作品、1位の作品よりも一回り多い94文字

少年、~で、~していたら、~してきて、急成長。いやタイトルじゃなくても長い。
作文で提出したら書き直させられるレベルの長さである。

あと~と補足してあるのも、なんともいやらしさを感じる。

ここまで情報を詰め込むのが、なろうの常識なのである。

例えばこのタイトルであれば、

「追放系であり」「元貴族であり」「チートな魔道具を作れる能力があり」「辺境でまた貴族になり内政をし」「その手腕と能力に惹かれて人が集まり」「自分を追放した家よりも国力(貴族領なのか国領なのか分からない)になり見返し」「軍事力もある」

ということが中身を読まずとも分かる。

この内容の小説を読みたい人が、ランキングから閲覧するのだ。

ユーザーエージェントが不正です

5位

はい。出ました。

大台の100文字!!

むしろ狙ってやってるんじゃないかってくらい、ぴったり100文字である。

タイトルはなんと3文構成。
たったこれだけの文章に「ギフト」という単語が3回も出てくるのはいかがなものか。

(WEB版)追放された俺が外れギフト『翻訳』で最強パーティー無双!~魔物や魔族と話せる能力を駆使して成り上がる~
オリジナル戦記 実は有能 追放 ざまぁ 成り上がり  男主人公 ツンデレ 恋愛要素あり  チート パーティー追放 冒険者

11位

こちらは94文字。もう驚かなくなってきたのでは?

最近はいわゆる「追放系」の派生ジャンルが流行っているようですね。

武器修理屋とバカにされてパーティ追放された剣士。地味な【接着スキル】は実は支援も物理も最強でした 〜武器は強くなるし、空は飛ぶし、色々使えて、挙げ句の果てに史上最強の魔剣を復活させてしまった
R15 残酷な描写あり チート ざまぁ 最弱から最強 追放物 成り上がり ほのぼの 美人の魔王 クーデレ美少女 天然美少女 鈍感系主人公 無自覚ハーレム 無双剣士 ご都合主義 男主人公

33位

最後に、もう一つ100文字に達している作品を発見したので、ご紹介。

タイトルに「あと~」と補足すると、当然長くなる。

タイトルをなるべく長いタイトルにしたい方におすすめのタイトルの付け方である。あと、この文章の長さは57文字である。

独裁王国を追放された鍛冶師、実は《鍛冶女神》の加護持ちで、いきなり《超伝説級》武具フル装備で冒険者デビューする。あと魔素が濃い超重力な鉱脈で、ミスリル原石を1億回も削ってきたから、戦闘力も実は凄かった
R15 残酷な描写あり オリジナル戦記 冒険 男主人公 チート ざまぁ 異世界 ファンタジー がうがうコン1 集英社小説大賞2 HJ2021 キネノベ大賞2 ネット小説大賞九
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終わりに。

最初にも言ったが、長いタイトルが悪いわけでは決してない。

むしろ彼らは立派な物書きであり、自分の作品にはオシャレでかっこいいタイトルを付けたいはずである。誰も、冗長なタイトルを付けたい作家などいない。

しかし小説家になろうでは、短いタイトルは読んですらもらえない。だから、苦渋の策として、マーケティングとしてこうせざるを得ないのだ。

ランキングに載るだけあって中身は非常に面白いものとなっているので、ぜひリンクから読んで欲しい。

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