最近小説家になろうの「短編詐欺が多すぎる」に対する考察

考察
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短編詐欺が多すぎる

先日、小説家になろうでいつものようにランキングを漁っていたら、月間エッセイランキングにこのような作品を見つけた

なろうの小説、読みたくない作品増えたよね。
ハーレム嫌い ざまぁ多い 短編詐欺辞めろ セリフの前に、 スペースはいらん

(2020/11/6時点で月間エッセイランキング一位)

作品内では様々な今のなろうに対する不満が書かれているので、興味がある方は除いてみてください。

現時点で多くの評価、感想が集まっており、なろう読者には似たような不満を持つ人が多くいることは間違いないようだ。

要約すると
・短編詐欺系が多すぎる
・体裁が整っていない文が多い
・ハーレム、ざまあ系が多すぎる

という内容だ。

私も日々多くの作品に触れているから、言いたいことはすごく分かる。
エッセイの筆者が、なろうが好きで読み込んでいるからこその意見だ。

今回はこの「短編詐欺が多すぎる」に対する私の意見を述べる。

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短編詐欺とは?

公式の名称では当然ないが、このエッセイで言われている短編詐欺とは、

連載作品のプロローグにあたる部分を短編として投稿するというものだ。

その短編で人気が出れば連載化、人目に付かなければお蔵入り、という流れになる。

短編だというのにその話の中で完結しておらず、「続きが読みたければ評価ください」というスタンスを取っているのが、短編詐欺と呼ばれている作品である。

短編詐欺の利点

短編詐欺の利点はなんといっても、少ない労力で「アタる作品」を見つけられるという点だ。

なろうに限らず創作の世界は、ただ面白い作品を作れば良いというものではない。

読者が読みたいものを書く、読者の琴線に触れるタイトルをつける、ということがとても重要である。

この「アタる作品」を見つけるために、通常であれば何本も連載を立ち上げ、毎回ある程度の文量を書かなければならない。それでは効率が悪いし、時間もかかる。(これをやっているのが、大手出版社のラノベレーベルである)

そのため、数時間で書き上げられる短編を複数投稿し、市場を調査するというやり方は理にかなった方法なのだ。

短編詐欺が嫌われる理由

さて、ではエッセイの作者のように、短編詐欺を嫌う人がいるのはなぜだろうか。

それは大きく分けて二つ
・本来の短編作品が埋もれる
・読みたければポイントくれ、という態度が気に食わない

なろうには定番の連載作品のほかに、ニッチなジャンルの連載作品や短編も多く投稿されており、それらを好んで読む読者も大勢いる。

そのような作品を探す際「ジャンル検索」や「キーワード検索」などを利用するのだが、そこに王道ジャンルの作品が混ざっていたら、ただでさえニッチな作品がさらに見つけづらくなってしまうのだ。

少し前に運営が「異世界転移・転生」を除いて検索できるようにしたが、結局はまたジャンルの浸食が起こっているのである。

二つ目の理由に関しては、人の好みなのでなんとも言えないが、ポイントくれくれは嫌われる傾向にあるということは明言できる。

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短編詐欺に対する考察

さて、では短編詐欺は悪いことなのだろうか。

個人的な意見としては「好ましくないが合理的で理解はできる」といったところ。

私も短編はよく読むし、追いかけている短編作家もいる。
そのため短編詐欺が増えるのは、あまり好ましくない。

しかし、いわゆる短編詐欺作品が生まれる理由も、よくわかるのだ。

それは、大手出版社では昔から行われている手法だからである。
すなわち「読み切り」だ。

皆さんも、漫画雑誌で掲載されている読み切りを読んだことがあるだろう。
一応読み切りの中で話は終わっているが、続けようと思えば続けられる……そんな作品になっているはずだ。

読み切りで人気が出れば連載用に話を整えて連載、人気が出なければお蔵入り。

そう、短編詐欺と仕組みは同じなのである。

なので、短編詐欺も同様に「正当なマーケティングの結果」と言わざるを得ない。

対策としては転移転生ものに対して行ったように、運営が「読み切り」ジャンルを新たに開設するしかないだろう。

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