Web小説サイトは流し読み大量消費が主流

考察
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書籍の小説とは消費のされ方が異なる

インターネット上で「小説家になろう」への批判を見ていると、論説は合っているがそもそも前提が異なると感じることが多くある。

アマチュアが無料で公開しているものだから、プロ作家の作品と比べたら一段も二段も劣るのは、作者も読者も百も承知だ。
だが、今日もWeb小説サイトには多くの読者が集まる。それは何故か。

それは、大量消費に向いた形態だからである。

Web小説サイトは若年層の多くがスマートフォンで空き時間に読んでおり、腰を据えてじっくり読むものではないのだ。

中にはじっくり読む者もいるだろう。しかし、それは少数派である。

今の世の中には無料で消費できる娯楽が溢れている。

漫画アプリやYouTube、無料ではないがAmazonプライムなどの配信サービスに登録している人も多いし、サブスク音楽サービスもある。

消費者はその中から暇を潰すための娯楽を選択し、消費するのだ。

また、Twitterやネットニュースなども選択肢に入るだろう。
Web小説サイトに訪れる読者は「文学作品に触れたい」ではなく「雑に消費し刹那的に楽しめる作品」を求めているのだ。

いわゆる「なろう小説」が高速展開、軽く読みやすい文体、中身が分かるタイトルなど批判されがちな形態になっているのはそのためだ。

競争相手は文学作品ではなく、漫画アプリやYouTube動画なのである。
暇な時間にTwitterではなく小説を読ませるために、工夫されてきた結果なのだ。

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